少女のような魔人は炎の中で眠りにつく。
欲深い人間への憎しみを胸に抱きながら。
幼馴染のモネと共にゴミ山へ宝探しに行ったアランは、鉄色のランプを発見し、家に持ち帰った。
ランプは燃えるような輝きを取り戻し、煙と共に炎の魔人「コルーナ」が目を覚ます。
コルーナには人間の願いを叶える力があった。
何でも願いを叶える、というコルーナにアランは
「じゃあ、俺の友達になってよ」
と願い、それからふたりは一緒に暮らすようになった。
10年後、亜人と共に行商に出るアランにコルーナも同行する。
この旅もこれまでと同じ、穏やかに日々を過ごすはずであった。
コルーナを狙う”闇”が忍び寄る??。